腓骨神経麻痺

腓骨神経麻痺は上の画像にあるように、総腓骨神経(浅腓骨神経・深腓骨神経)が様々な原因によって麻痺することで起こる症状です。

当院にいらしてる患者さんは2年ほど前に腰のヘルニアを発症し、手術して腰の痛みはなくなったのですが、代わりに腓骨神経麻痺が出てきました。


⚫腓骨神経麻痺の症状
総腓骨神経が支配している筋肉の運動・知覚障害が起こります。
・膝から下の力が入らない、触られてもわからない
・歩く時ペタペタとペンギンのような歩き方になる
・左右で力配分が異なるため患側の疲れがひどい
・歩き方が変になるため股関節から痛む
・腰に筋肉性の痛みが生じる などがあります。

主に支配している筋肉は上の図のようなものです。
これらは足首を上に上げる(背屈)を担うものが多く、歩く際に足を前に放り出す動作が難しくなります。
また、短趾伸筋の麻痺により足の指の感覚も鈍くなり指と指がくっついたような感覚が生じます。

歩く動作が歪になると、身体の体幹部もそれに合わせ歪になり
最初は常時痛みや違和感を感じます。しかし、人の身体は適応能力に優れているため時期に慣れますが、良いことではありません。関節は歪み、筋肉は硬くなるため全身症状に移行する可能性もあります。

ですので、治療は早期から行う方が身体のためになります。


⚫当院の鍼灸治療
当院では
・鍼通電
・灸頭鍼
のふたつをメインとして、腓骨神経の経路、支配筋、その全てを網羅します。

鍼治療独特の響き感覚(ズーンとした感覚)が強く感じられます。
鍼治療経験者の方でこの感覚が苦手という方がいらっしゃいますが、この症状に対しては必ず必要なものなので強弱は変更しますが必ずその感覚を起こすようにします。

神経走行に沿って通電治療を行い
硬くなった筋肉に合わせてお灸を併用します

当院に通われるこの症状の患者様には1度の治療につき、2時間頂戴しております。
理由は「歩く」ということが難しくなっている状況のため、ご来院いただくペースをなるべく落とします。そのため1度の治療時間を通常より長く取ります。
また、鍼の数・灸の数・電気の使用量が多いため施術に時間がかかります。以上のことから2時間以上の施術をおすすめしております。


⚫患者様からのお声
当院の治療をお受けになられた患者様からは、
・治療直後はだるい感覚があるが、翌日からの自分の歩行が良くなってることがわかり、治る感覚が楽しみになった
・足の指と指の間が広がり、個別に動くように感じる
・足の疲労が溜まりにくくなり、旅行でも歩くことができた
・治療時の響き感覚は苦手だが、響いた後にあるポカポカした感覚は大好き
などと言ったお声を頂いております。

ご自身、もしくはお知り合いの方がこの症状でお困りの際は是非1度ご連絡ください。
必ずお力になれると思います^^*

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
悠鍼灸院
612-0029 
京都市伏見区深草西浦町1-19 松田医院内
tell 075-634-6605
mail yu.shinkyuin0501@gmail.com
院長 道端悠馬

悠鍼灸院 - 伏見院

患者様各々に合った治療を行うことで生活に"彩り"を添えることを目的としています

0コメント

  • 1000 / 1000